暗号通貨の世界に身を置いて数年、突然一つのことが腑に落ちた。

この場所は単なる市場ではなく、要するに権力の拡大鏡であり、自分自身の本性を映し出す鏡でもある。私はビットコインとイーサリアムを手放さないことを選んだが、それは宗教的な信仰ではなく、長期的な発展方向に対する判断だ。

考えてみれば、銀行はアカウントを凍結し、制度の設定は自由に変更でき、権力はいつでもブレーキを踏める。だが、一旦技術が表面化し、人々の認識が開かれれば、この流れは逆行できなくなる。これは私の空想ではなく、歴史が何度も証明してきたことだ——人が最終的な決定権を握る限り、やがて例外を作ることになる。

ビットコインやイーサリアムといったものは、根底にあるのはこの不可逆的な流れの一つの担体だ。それらの対象は決してドルや銀行、あるいは特定の企業ではなく、もっと深い問題を含んでいる——

私たちは本当に、自由にゲームルールを変更できる権利を持つべきなのか？

保有することは、その問いに答えることだ。XRP、イーサリアム、ビットコインの価格変動は、単なる数字の動きではなく、この問題に対する私たちの態度を反映している。