ビットコインはたった2ヶ月下落しただけなのに、なぜか暗号資産界全体が終わるような気がしてしまう。

毎回「今回は違う」と聞くたびに、2019年のあの暗号資産界の観察者の言葉を思い出す。彼は山寨币（アルトコイン）の将来性はほとんどないと述べていた。主流の山寨币でも数倍の上昇は頭打ちだと。

結果はどうだったか？2020年以降、数十倍、数百倍のコインがあちこちに溢れている。予言は完全に外れた。

今振り返ると、毎回誰かが「もう元には戻れない」と言いながらも、毎回想像を超える展開になる。市場の性質はこうだ——弱気市場では悲観的な共通認識が生まれやすく、強気市場では欲深い共通認識が生まれやすい。

面白い現象として、特に相場の動きに敏感に注目している人ほど、儲けられないことが多い。なぜなら、頻繁にチャートを見るほど、短期的な変動に怯えやすくなり、最もやってはいけないタイミングで決断を下しやすくなるからだ。