パキスタン警察が暗号投資詐欺グループを摘発、関与額は約6000万ドル

2023年12月27日、パキスタン国家サイバー犯罪調査局（NCCIA）は、カラチで合同突入作戦を実施し、「国際詐欺グループ」と呼ばれるオンライン投資詐欺ネットワークを壊滅させました。関与額は約6000万ドルです。作戦中、警察は国防住宅地区の第1、6フェーズで34人を逮捕し、そのうち15人は外国籍、19人はパキスタン国民です。シンド州内務大臣のラジャール氏は、このグループがソーシャルメディアやインスタントメッセージングアプリを通じて、国内外の被害者に長期的な「アカウント育成型」詐欺を行い、偽の暗号通貨や外国為替取引プロジェクトへの参加を誘導していたと述べました。警察は37台のコンピューター、40台の携帯電話、1万枚以上の国際SIMカード、6台の違法通信ゲートウェイ装置を押収しました。調査によると、詐欺師はまず偽の取引プラットフォームを構築し、偽の利益データを示して信頼を得た後、被害者が約5000ドルを投入すると、税金や出金手数料などを名目に追加支払いを要求し、その後アカウントを凍結して連絡が取れなくなるという手口です。資金は通常、海外の銀行口座に入り、その後暗号通貨に変換されて越境送金されます。NCCIAは、この事件は複数の国に関係しており、調査は引き続き進行中であると指摘しています。すでに22人の容疑者が司法拘留されています。