仮想通貨界は神話を作り出さない。ただ生き残った者を絶えず選別しているだけだ。

一昨日の夜、トレーダーの友人からメッセージが届いた。時間は深夜2時。「また来た、50倍レバレッジで爆発。ビットコインのロウソク足一本で清算された。」画像は呼吸困難になるような清算リストだった。彼はこの1ヶ月で既に3回もこうした場面を経験している。

スクリーンショットを見ながら、私は自分がこの界に入った頃を思い出した。その頃は「全額賭けて乗る、経済的自由に」という考えだけだった。相場が一度調整すると、冷たい清算線がすべての幻想を凍らせた。その後になってやっと気づいた、この市場には優しい先生はいない。ひたすら密集したK線チャートと、その上に刺さった一人の夢だけがある。

**高倍率レバレッジはアクセルなのか、それとも絞首台なのか？**

初めてレバレッジを使ったときの感覚を覚えているか？指をちょんと動かすだけで、口座の数字がガンガン上昇し、そのドーパミンの快感に本当に依存してしまう。でも、口座がゼロになったとき、その快感は絶望に変わる。

私は多くの初心者を見てきた。「数ヶ月で10倍に増やす」という夢を抱いてやって来るが、最終的には雑草の中で最も茂る株になってしまう。データははっきり言っている：79%の初心者は取引の最初の1年で全てを失う。10倍レバレッジを使うユーザーは？平均して市場で生き延びるのは17日しかない。

レバレッジ倍率が高いほど、あなたの損切り距離は近くなる。50倍レバレッジを使えば、ビットコインがたった2%動くだけで、あなたの口座は歴史に消える。これはもはや取引ではなく、確率がすでに決まっているゲームに参加しているに過ぎない。

**血を流して得た二つの底線**

第一：レバレッジは絶対に10倍を超えてはいけない。今の私のルールはこれだ——最大10倍、単一取引のリスクは口座総額の1%-2%に厳しく制限すること。例えば、あなたの元本が1万USDTなら、ビットコインの買いポジションに10倍レバレッジをかけても、口座には常にこの1万だけが実際に圧力を受けている状態だ。価格が急落しても、残った弾はまだある。

第二：口座が小さいからといって、高倍率レバレッジに耐えられると思わないこと。小さな口座はどんな調整にも耐えられない——元本が少ないからこそ、より厳格なリスク管理が必要だ。