重大な法案がキャピトル・ヒルで発表されました。ウォーレン・デビッドソン下院議員が「Bitcoin for America Act（ビットコイン・フォー・アメリカ法案）」を議会に提出し、今回は本格的な内容になっています。

その内容とは？この法案は、戦略的ビットコイン準備金 (SBR) のための正式な枠組みを確立することを目的としています。つまり、機関レベルでのビットコイン蓄積が正式に政府の支援を受けることになるのです。戦略石油備蓄のデジタル版をイメージしてください。

デビッドソン議員は何年も前から暗号資産に優しい政策について積極的に発言してきましたが、今回の法案は単なる言葉以上のものです。もし可決されれば、米国政府がビットコインをどのように捉えるかに大きな変化をもたらす可能性があります。単なる資産クラスとしてだけでなく、長期的に保有する価値のある戦略的インフラとしての位置付けです。

タイミングも興味深いところです。複数の国家がひそかにビットコインを蓄積し、機関投資家による導入も着実に進んでいる中での発表となりました。法案が実際に進展するか、委員会で廃案になるかにかかわらず、この動き自体が重要なシグナルです。ビットコインはもはやワシントンの関心事として、単なるリテール投機以上の存在になったことを示しています。