包み足パターン：反転を捉えるローソク足のセットアップ

小さなローソク足が次のローソク足の本体に完全に飲み込まれると、それが包み足パターンです。これは、トレンドの反転や継続を示すテクニカル分析の中でも最も鋭いシグナルの一つです。

2つのタイプがあります：

**強気の包み足（Bullish Engulfing）** — 小さな赤いローソク足の後に、大きな緑のローソク足がそれを完全に飲み込むパターン。売り手は抵抗したが、買い手が「ノー」と言って支配権を握った状態。通常、上昇の兆しを示します。

**弱気の包み足（Bearish Engulfing）** — 逆のパターン。小さな緑のローソク足が巨大な赤いローソク足に覆われる形。買い手は打ち負かされ、今度は売り手がコントロールを握っています。

ポイントは？2本目のローソク足の本体が最初の本体を完全に覆うことです。ヒゲではなく、実体だけを覆う必要があります。これが正当な包み足と認められる条件です。

トレーダーはこれらのパターンをサポートラインやレジスタンスライン付近でエントリーシグナルとして注目します。包み足の際に出来高が急増している場合は、さらに強い買い（ブル）または売り（ベア）のサインとなります。