日経平均の今週の予想レンジは3万8500円~4万500円 | 今週のマーケット展望 | マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア

投資家心理FOMOからの一段高がありえる

先週の日経平均は週間で1700円余り上昇し、約5ヶ月ぶりに4万円の大台を回復した。今週は、急ピッチの上昇に対する反動や目標達成感による利益確定売りなどで上昇基調も一服となりそうだ。週末に米雇用統計を控えていることも様子見ムードを助長しやすい。

一方で、世界的な株価の回復により投資家センチメントが改善しており、下値では押し目買いも入りやすいだろう。「押し目待ちに押し目なし」の展開となれば、FOMO(Fear Of Missing Out;取り残される=置いてけぼりになる恐怖)から買いが優勢となって一段高となる展開もあり得るが、その場合はファンダメンタルズからかなり乖離することになるので、いったん相場を降りることも考慮にいれるべきだろう。

米祝日の変則的なスケジュールによる波乱症状は静観が賢明

上述した米雇用統計だが、今週末の4日が米独立記念日のため、3日の木曜日に発表される。その結果を受けた米国株相場の反応を見て、翌日の金曜日には日本市場で売買が行われるが、その晩の米国市場は独立記念日のため休場だ。変則的なスケジュールで対応が難しい。米国市場が休場のため市場参加者も少ないだろうから、仮に波乱商状となっても短期的な動きと割り切って、静観するのが賢明だろう。

その他、米国の経済指標は、30日にシカゴ購買部協会景況指数、7月1日にISM製造業景気指数、JOLTS求人件数、2日にADP雇用者数、3日にISM非製造業景気指数が発表される。

日本では7月1日に日銀短観が公表されるが、トランプ関税を巡る景気悪化懸念が大幅に後退しているいまとなっては、短観調査結果は過去のものとみなされ、市場の反応は鈍いのではないか。

需給面から短期目線で上値売りあがりの対応も一考に値する局面

そのほか国内では今週は高島屋(8233)やJ.フロント リテイリング(3086)など小売りの3-5月期の決算発表があり、また週末には安川電機(6506)の決算発表もある。

需給面では毎年恒例のETFによる分配金ねん出目的の換金売りが7月第二週に集中するため、その観点からも今週末にかけてはポジション調整やヘッジ目的の売りが出やすいだろう。繰り返しになるが、押し目は買いでいいが、短期目線では上値は売りあがりの対応も一考に値する局面だ。

予想レンジは3万8500円~4万500円とする。

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